10月9日、アフガニスタンで初めての民主的な選挙が行われた。タリバン政権崩壊から3年、アフガニスタンの大統領を国民自らが選ぶことになる選挙である。
18人が名乗りを上げる中、焦点は二人の有力候補。暫定政府を率いる”国際派”のカルザイ大統領、そして、カヌニ前教育相である。カヌニの後ろ盾には、タリバン政権崩壊の原動力となった「北部同盟」の実力者・ファヒーム国防相がいる。カルザイは立候補にあたり、軍閥の有力者ファヒームと袂を分かち、ファヒームはカヌニを担ぎ出した。
地方の軍閥の動きが活発化し、カブール中央政府の統制が効かない群雄割拠状態とも言われるアフガンは、公正な選挙を行い、新たな船出をできるのか。現地からのルポをもとに見ていく。
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