軽い気持ちで受けた脳ドックで、クモ膜下出血の原因となる脳動脈瘤が未破裂の状態で見つかるケースが急増している。「未破裂脳動脈瘤」はいつ破裂するのか明確なデータがない上、開頭手術や血管内治療をしても半身マヒや失語症といった重い後遺症が100人に5人は出る難しい病気である。専門家の脳外科の一人は「ハイリスク・ハイリターン株への投機と似ている」とアンケートで答えている。
破裂の可能性と手術のリスクの間で、最終的な判断が患者自身に求められることも少なくない。番組では、手術すべきかどうか、究極の選択に悩む医師と患者を追いながら、技術の進歩がもたらした新たな病気との向き合い方を考える。
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