ドーピング騒動に大きく揺れたアテネ五輪。IOCが過去最大の検査体勢で臨んだ結果、失格者は史上最多となった。 肉体の改造が富に直結するスポーツの世界で、バイオテクノロジーを駆使した人体改造が着々と進んでいる。遺伝子を操作し、筋肉の成長や再生を操作する「遺伝子ドーピング」まで研究は進んでおり、北京大会には実用化も可能と言われる。
様々なドーピングの副作用に苦しむアスリートが増える一方で、アメリカではサプリメントとして、一般市民の間にもドーピングが広がり、社会問題となっている。その一部は日本にも流入し始めた。
技術の進展と共に深刻化する最新のドーピング事情、その実態と背景に迫る。
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