120万もの大量難民が発生、国連が「最悪の人道危機」と呼ぶアフリカ・スーダン。10年前のルワンダ危機の再来とささやかれているが、国際社会の支援は遅れている。なぜか?
背景には、今回の事態を引き起こしたスーダンをめぐる複雑な事情がある。難民発生は、反政府勢力を押さえ込もうとするアラブ人民兵が一般市民をも襲撃したために起きたが、スーダン政府自身が襲撃に関与しているのではないかという疑惑もある。政府はそれを否定、逆に国際社会との間で溝を深めている。
一方、スーダンの石油利権を手にしたい各国の駆け引きが、スーダン危機に対する国際社会の足並みの乱れを生んでいるとも言われている。番組では現地から記者の中継もまじえ、最新情勢を紹介する。
みんなのコメント