アテネ五輪で男子体操は28年ぶりの団体金メダルを獲得。久々の体操ニッポン復活に日本中が酔いしれた。
体操団体は今大会から各国6人のうち各種目に3人が出場し、その合計点を競う新ルールに変更。一人の失敗がチーム全体の順位を引き下げる過酷な戦いとなった。迎えた本番はルーマニアとアメリカが高得点を重ねる中で、日本は最初のゆかで上位8チーム中7位のスタート。しかし大きく出遅れたかに見えた展開は、実はシナリオ通り。そこには、金メダルを取るために緻密に練り上げられた選手選択と演技順、さらにいわば控えの場であるサブ会場では厳しい心理戦を全員で支え合おうとした6人の姿があった。
持ち味の美しい演技でじわじわと上がっていく日本、徐々に追いつめられていく強豪… 体操ニッポン復活への舞台裏に迫る。
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