日本でBSE感染牛が出て3年、その対策が今大きく見直されようとしている。今月、国の食品安全委員会が「全頭検査」について、若い牛では病原体プリオンを検出できず、限界があるとする報告書案を示した。
BSE研究が進む海外、例えばイギリスの研究機関でもこの夏、プリオンは牛の生後6ヶ月で早くも腸の一部に蓄積されていくというメカニズムが12年に及ぶ実験で明らかになり、脳を調べる検査では限界がある事を指摘する研究成果が公表される。
どうやって食の安全を確保していくのか?脳など特定危険部位の確実な除去に力を注ぐイギリスやスイスの手法を検証しながら、私たちが安心して食卓を囲めるよう、実効性のある対策のあり方をさぐる。
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