90年代急速に進行した自動車業界の世界的再編。
日本メーカーも、ルノー傘下に入りながら再生を果たした日産、ダイムラークライスラーから増資支援を打ち切られた三菱など、各社がグローバリズムと対峙してきた。
そうした中、エンジン開発などの技術に力を注ぐことで生き残りを図ってきたのがマツダ。96年フォードグループに入り、外国人社長を迎えた時には、独自の新型車開発ができなくなり「組み立て工場」になると懸念されたが、この春には開発したエンジンがグループ内のボルボの新車に採用されたり、プラットフォームと呼ばれる車の基本部分がフォードの次期主力車に使われるなど存在感を高めている。
世界規模の合併・グローバリズムの中どう独自性を出すのか、現場の密着取材と7年ぶりの日本人社長へのインタビューで迫る。
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