韓国憲政史上初めての弾劾訴追案可決によって辞任の危機に立たされたノムヒョン大統領。あれから1ヶ月、大統領の進退をかけた注目の総選挙が15日に実施される。
選挙は、大統領を支える少数与党・ウリ党と巨大野党・ハンナラ党の一騎打ちの様相を見せているが、今のところ野党が仕掛けた弾劾は、むしろ与党側に有利に働いている。弾劾が政界混乱を招いたとして、批判が高まる野党側は防戦に立たされることになった。
一方の与党ウリ党はこれまで保守地盤だった地域で勢いに乗り、総選挙の結果次第では与野党が逆転し、ノムヒョン大統領がいっきに自らの立場を強める可能性も出てきた。ノムヒョン大統領の命運を握る選挙戦の行方、そして韓国社会の反応を現地から伝える。
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