船の中で最も転覆しにくい構造をしており、沈没することはないといわれているヨット。去年9月、そのヨットが沈み、6人が死亡、1人が行方不明となる事故がびわ湖で起きた。レジャー中におきたヨット事故としては、戦後最悪の惨事である。4月から事故原因究明のための海難審判が始まる予定である。沈没したヨットは115度まで傾いても転覆せず、9割以上の浸水がなければ沈没しない設計となっていた。NHKは事故の生存者の証言を独自に得るとともに、船舶工学の専門家の協力を得て検証実験を行った。その結果、ヨットの”不沈神話”の死角と事故の真相が初めて明らかになった。
びわ湖で起きたヨット事故の原因と再発防止の対策を検証する。
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