10代・20代の女性を中心に、リストカットなどの自傷行為が静かに広がっている。東海女子大学が7つの大学を対象に行った調査によれば、女子学生のおよそ8%、13人に一人が「刃物で自分を傷つけた経験がある」という結果が出ている。
去年11月に大阪河内長野市で起こった家族殺傷事件のとき、殺人予備罪で逮捕された少女が自らのリストカットの様子を公開したホームページを持っていた事が、事件の「異常性」を象徴するものとして、大きな話題となったが、実際には、自傷する少女たちの中には、自分の傷跡の写真を持ち歩いたり、HPで公表したりしている人が少なくない。
親子関係のもつれや、「自己肯定感の低さ」の中で、予想以上の広がりを見せ始めている自傷行為。アメリカの専門的な施設での治療法を紹介しつつ、その原因の一端を明らかにし、対応のヒントを探る。。
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