すべての映像を禁止していたタリバン政権の崩壊後はじめて、アフガニスタン人自らが撮る映画が製作されている。
監督は、亡命生活の果て故郷に戻ってきたアフガン人、セディク・バルマク(40)。ソ連侵攻後、映画製作を始め、戦乱に翻弄される祖国を描き続けてきた。今回「虹」と題される映画の中で、戦争の犠牲者となってきた女性・子供の視点から祖国の悲劇を描き、世界に発信しようとしている。
映画の製作を全面的にバックアップするのは、イラン人のモフセン・マフマルバフ(45)。映画「カンダハール」の監督であるだけでなく、教育支援のNGO設立などを通じてアフガンの復興に深く関わってきた。
カブールでの撮影の独占密着取材、監督へのインタビューを通じて、映画撮影現場が映し出す今のアフガニスタンを見つめる。
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