偽装表示、違法香料、無登録農薬など様々な事件が相次ぎ、「食の安全」が大きく揺れ動いた今年。産地では安全・安心を確立するための生産者の取り組みが進んでいる。
群馬県では無登録農薬追放条例を制定、地元のJAが「農産物のトレーサビリティ」を実施すると同時に「使わない農薬」の回収などを急いでいる。
一方、消費者ウオッチャーによるチェックが盛んになる中、加工食品に対する不安の声が高まってきた。これに応え、全ての原材料の情報開示を決めたハンバーグメーカーや、主婦を交えた監査委員会を設けた食品通販会社なども現れた。
この一年の食を巡る様々な問題を辿りながら、産地・メーカー・行政そして消費者の取り組みの最前線を見つめる。
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