韓国の新しいリーダーを決める5年ぶりの大統領選挙が19日に投開票される。
事実上の一騎打ちを交える与党民主党のノ・ムヒョン候補と野党ハンナラ党のイ・フェチャン候補は、あらゆる面で対照的である??貧しい農家に生まれ、高校卒業後に独学で弁護士になったノ候補。自他共に認める庶民派で、歯に衣着せぬ物言いで「新しい政治」を掲げ、人気を集めている。一方の、イ候補は、韓国屈指のエリート政治家である。ソウル大学卒業後に司法試験に合格、46歳で史上最年少の最高裁判事となった。政界進出後も監査院長や首相を務め、「法と原則」に基づく政治を目指している。また、今回の選挙は、北朝鮮の核開発で南北間の緊張が深まる中での選挙戦でもある。ノ氏は金大中政権の太陽政策の継承を主張しており、一方のイ氏は太陽政策を北朝鮮への譲歩になるだけだと批判し、強硬な立場をとっている。
朝鮮半島の将来を左右する重要な分岐点となる選挙で、韓国の人々はどのような選択をしようとしているのか探る。
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