かつて半導体王国と呼ばれた日本。しかし、各メーカーは外国勢とのコスト競争に敗れ、軒並み1千億円以上の赤字を抱え事業の統廃合に追い込まれている。
半導体は、家電から自動車まであらゆる製品のハイテク化が進む中で、その心臓部を担っている。そのため半導体産業はその国のモノ作りの生き残りをも左右するようになった。
日本の各メーカーでは生き残りをかけて、家電やエンジンなどを制御するシステムLSIと呼ばれる付加価値の高い製品に重点をおき戦略を練り直している。
経済産業省では産官学の国家プロジェクトを立ち上げて生産コストを10分の1にする取り組みを始めた。国産半導体の復活をめざす動きを追う。
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