「助けを求める被害者、現場の光景がフラッシュバックする」「悲惨な夢を見続ける」・・・
池田小事件や歌舞伎町ビル火災などで現場の救助にあたった消防、救急隊員が「惨事ストレス」とよばれる深刻な症状に見舞われていることが明らかになってきた。
救えなかったという苦しみがストレスとなり、志気の低下、不眠、頭痛、放心状態など様々な症状を引き起こすと見られている。惨事ストレスへの対応の重要性はアメリカではすでに確認されていて、同時多発テロで救助に当たった消防隊員たちは当初から専門家にケアを受けながら救助にあたった。
弱音を吐くことが許されない雰囲気が強い消防現場で、ストレスを訴えはじめた消防隊員。時代の「不安」と最前線で向き合う現場を追う。
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