新品パソコンの販売が伸び悩む中、急成長を続ける中古市場。しかし今年1月、名古屋市で販売された中古パソコンから、「消去」された健康保険組合の診療データが復元され、流出する事件が起きた。
個人がパソコンにメモした銀行口座、クレジット番号等が読み出される危険も指摘されている。
原因は、データを消しても目次の部分しか消えていないというパソコン特有の仕組みがある。
店頭には誤消去したデータを読み出す復元ソフトも多数並び、問題を大きくしている。企業の中には貴重なデータを守るため、巨額な費用をかけデータ消去専門会社に依頼したり、データの入ったハードディスクを粉砕、溶解して自衛しているところもある。
デジタル時代のデータ管理の難しさを浮き彫りにする。
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