宝塚

兵庫県
2016年8月5日 放送

明治時代、ひなびた温泉街だった宝塚はある実業家が思い描いた「夢」によって大きく変貌した。その男の名は小林一三。阪急・阪神グループの創始者小林は、大阪から宝塚へ鉄道を敷設。沿線に大規模な宅地開発を行い、一般庶民に夢のマイホームを提供した。さらに、少女歌劇団を結成し、誰でもスターに会いに行ける大衆娯楽を生み出した。宝塚歌劇の代名詞といえるのがどの観客席からも見ることのできる大階段。劇場に集まったすべての観客に「夢の世界を堪能してほしい」という小林一三の思想が反映されている。
それから100年。電車と二人三脚で歩んできた寺。歌劇ファンが高じて宝塚に移り住んだ女性。華やかなステージで使われるカツラを作り続ける美容院。歌劇の素晴らしさを伝え続ける元タカラジェンヌ。この街で昆虫採集を通して自然への理解を深めていった漫画界の巨匠。
阪急電車とともに発展してきた宝塚とそこに集う人々の姿を描く。

紹介したトピックス
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旅のとっておき

「宝塚」の回を担当しました、神戸放送局の積田と申します。番組ではお伝えしきれなかった宝塚のとっておき。それは「焼餅」です!モチモチした生地によもぎをたっぷり混ぜ込んで、中にはあっさりしたこし餡。添加物・保存料は一切使用しないという、昔から変わらない製法で作られています。よもぎの上品な風味に、表面を焼き上げた香ばしさが加わって、香り豊かで癒される味です。続きを読む

ポスター
宝塚
[写真]油谷勝海
[協力]手塚プロダクション/宝塚市立手塚治虫記念館/阪急電鉄株式会社/吉村 仁
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