山ものがたり

2016年5月20日 放送

日本各地で山開きが行われる新緑の季節。中高年から山ガールまで、登山道は行き交う人々でにぎわう。今、国内で年に1回以上登山を楽しむ人は840万人に上る。
もともと日本人にとって、山は暮らしの場であり、祈りの対象だった。山がもたらす水の恵みは、里の稲作農家をうるおし、人々は感謝の気持ちを込めて、山に祈りを捧げる。山間の里では、暮らしに必要なものは山から頂き、生きてきた。神秘の森、巨樹、荘厳な滝、奇岩など、剥き出しの自然を抱く山は、そのものが神であり、死者が帰る場所であるとさえ考えられてきた。さらに、高尾山や富士山など、登山の魅力で人々の心をとらえる山々も。日本人と山との様々な関わりを、四季を通じて巡る物語。

<オムニバス項目(予定)>
●月山…麓の稲作農家は早春に山頂の奥宮に詣で作柄を占い、秋に感謝を捧げる。
●高尾山…都心から50分、登山客数日本一の山。そこは豊かな自然のワンダーランド。
●霧島連山…百名山のひとつ、韓国岳。気まぐれな天候に迫られる決断。
●比婆山…亡き人の魂は山へ。三十三年に一度の大神楽で山へと送り出す。
ほか

旅のとっておき

はじめまして。「山ものがたり」を担当したスタッフの藤本と申します。沢山の山が登場した回でしたが、私が撮影のために足繁く通ったのは、高尾山です。高尾山のことを、心から愛している沢山の方にお世話になりました。とても感謝しています。そして、みなさんの気持ちが伝染して、私も高尾山が大好きになりました。続きを読む

ポスター
最新のポスター
桜写真:青木千波/岡田正人/越野龍彦/迫文彦/タケウチトモユキ/竹内康訓/田澤純/中島健藏/橋本タミオ/星井欣/柳澤俊次/油谷勝
Page Top