発掘ニュース

No.130

2016.11.18

アニメ/人形劇

感激!奇跡の大発掘!『紅孔雀』を完全収集!?

なんと全部そろってしまいました!!!4年前、番組発掘プロジェクトがスタートした時には3本しか保存がなかった1978年放送の連続人形劇『紅孔雀』(全223回)
今も根強いファンが多い人気の人形劇です。発掘されたのはこちらの箱!

少し見づらいので、シールが貼ってある部分をアップにすると…

「第1部 紅孔雀 1~90」と書かれています。
この字、覚えていますか??そう、発掘ニュースNo.118で『プリンプリン物語』の第1回から120回までが連続して発掘されたという記事がありました。その中でもお伝えした『紅孔雀』の大量発掘、その箱に書かれていた字と同じ筆跡です!

こちらが前回の発掘の箱…
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今回と同じように、お歳暮のような箱にシールが貼られ「第2部~第3部 紅孔雀 91~186」と書かれています。

さらに別の箱には、そのあと最終回(223回)までが!…ということで、第91回~最終回までそろったというのが発掘ニュースNo.118でした。
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もしかすると第1回~90回も残っているのでは??と期待を抱いていたのですが、こんなにも早く現実のものとなりました!

前回も今回も、『紅孔雀』と『プリンプリン物語』の制作に携わっていた中谷正尚さんからの提供です。中谷さんは残念ながら今年7月に亡くなりました。遺品を整理する中で見つかったのが“幻の人形劇”の数々です。

今回の発掘に戻りましょう。箱の中を確かめてみると…

ズラリ23本!ベータのビデオテープが入っていました。

1本のテープに概ね4話ずつ、几帳面にラベルには番号がふられています。

前回の発掘の際には無かった「第1回~90回」です(涙)!
『感激の全話コンプリート!!“ノーベル発掘賞”級!?』
と、心の中では見出しが躍るのですが…

なんと涙の“欠番”です!第82回。実は前回も第174回だけが欠けていたので、あわせて2回分だけが欠落…。全223回中、221回分がそろったことになります。

ただ、これだけ保存が少なかった連続番組が発掘によって100%近くそろったことは珍しく、プロジェクトにとっては“ノーベル賞級”の発掘であることに変わりはありません!

録画されている映像はどうでしょう?

いわゆる“ベータ1(ワン)”で録画されていました。画質は非常に良いです!

第90回、第1部の最後の回です。

いきなり吸血鬼やガイコツのお化けが画面に現れるおどろおどろしいスタート。
お茶の間の子供たちの悲鳴が聞こえてきそうです…(笑)

ラストシーンでは、恋人同士であるはずの久美が小四郎を刺そうと襲います。小四郎は崖の下に…。気になるところで“つづく”のは今も昔も同じですね!

エンドテロップには先日亡くなられた声優の肝付兼太さんの名前も…

この第90回で第1部が終わり1カ月弱の夏休みに入ります。毎日楽しみに見ていた子供たちは待ちきれない夏休みだったでしょうね!

これから更に詳しく映像のチェックなどを重ねて、アーカイブスへの登録を進めてまいります。

『紅孔雀』ファンの皆さま!これで再放送だって夢では無くなりました。
皆さん!『プリンプリン物語』ともども応援をよろしくお願いいたします!

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