アナウンサーの情報をくわしく みなさんの元へ

人生は、冒険だ!

  • 2022年4月1日
 

まさか、小学校の卒業文集で

大学では「アナウンス研究会」に入っていました。部員が100人以上いる大きな部活で、たくさんの仲間ができた4年間でした。朗読やラジオドラマをみんなで作るうちに、声で表現することの楽しさを感じるようになっていきました。他大学の放送研究会などのサークルとの繋がりもでき、将来は放送に携わる仕事に就きたいと思うようになりました。
自分では“アナウンサー”という仕事を意識したのはそのときが初めてだと思っていました。でも、違ったんです!就活の自己分析をするために小学校の卒業文集を読み返してみると、『将来なりたい職業』に「アナウンサーになってみたい!」の文字が。幼いころに抱いていた思いをすっかり忘れていました。その思いを10年経って掘り起こせたことに驚きましたし、潜在意識として変わらずに持ち続けていたのかもしれません。

<春休みの合宿活動>
(左)スキー場でのアナウンス準備中。(右)スキー場のゲレンデでアナウンス中。

エピソードトークの引き出しを増やしたい

面接では、どんな質問にも答えられるように自分のエピソードトークの引き出しをできる限り増やす努力をしました。
子どものころまで記憶をさかのぼって、どんなことに夢中になったか、感動したか、笑ったか、怒ったか、悲しかったのかなど、これまでの自分の人生を振り返りながら書き出して、さらにそれらを項目別にマトリックス図化しました。
そうすることで、自己分析もできましたし、面接に対する自信にもつながりました。
面接ってどうしても自分が試されているというマイナスのイメージが強いと思いますが、私は誰かに自分のことを知ってもらえるいいチャンスだとポジティブに考えるようにしていました。

大学内にて、授業後の部活動中。
朗読かなにかの練習中だったと記憶しています

モノマネをする芸人さんのマネを

NHKの三次面接のカメラテストでは、「何でもいいので30秒間で自己PRしてください」と言われました。突然のことで一瞬頭が真っ白になりましたが、ずっと習っていたテニスをきっかけに、錦織圭さんのモノマネをする芸人さんのマネをやりました!その完成度の低さに「もしかして、初めてやられたんですか?」と聞かれて、「はい、初出しです!」と(笑)。
きっととっさに何かを言われて、モゴモゴしたり、あたふたしないか・・・というところを見られていたのかなと思います。

就活エントリーシート用に撮影した写真です。
アナウンステキストを片手に部活動の様子を再現しました。

何が起こるか分からないから、面白い

内定は、NHKと地方のテレビ局からいただきました。NHKを選んだのは、5年先、10年先の自分が想像できなかったからです。沖縄から北海道まで、どこが勤務地になるかも分からないし、自分が足を踏み入れたことのない分野の仕事をすることになるかもしれない。そんな何が起こるか分からないところで冒険してみたいと思ったんです。
実際、ギリシャの山岳地帯をひたすら歩くという旅番組を担当したもらったこともありましたし、ラジオの8時間の生放送でアニソンをお届けする番組も。アニメに詳しくなかったので、ひたすらアニメを見たり、ゲームをやったり、放送に備えてどっぷりアニメの世界にハマりました。
入局して7年目(2022年現在)。まだまだ冒険の途中です!

ほかのおすすめ記事

      ページトップに戻る