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震災で傷ついたふるさとに 寄り添ってくれたラジオの声

  • 2019年3月1日
 

私にとって、アナウンサーという職業の入り口は『ラジオ』!最新のヒット曲を知ることができる、はがきやメールを送ることで好きな芸能人やアーティストと同じ時間を共有できる……仙台で生まれ育った私にとって楽しいときも辛いときも1番身近にあったマスメディアでした。そのため、就職活動では、ラジオとテレビ両方持っている局を中心に受験。面接の時も大好きなラジオとモーニング娘。の話をした記憶しかないくらいです。

就職活動の真っただ中だった2011年3月11日、東日本大震災。私のふるさとは大きく傷つき、東北の沿岸地域に暮らす家族や親戚はライフラインも途絶え、不安な日々を過ごすことになりました。その時頼りにしていたのがNHKのラジオだったといいます。『いつも聞くあの人の声を聞いて安心した』この言葉で私はNHK受験を決意しました。

初任地の山形では、全編山形弁で話すという大人気ラジオ番組があり、ここでの経験は喋り手としてリスナーと繋がる喜びを教えてくれました。

初任地の山形でのラジオ番組「今夜はなまらナイト」の様子。ラジオなのに、しっかりコスプレもする番組でした!

自分の言葉1つで、誰かの人生に寄り添うことができる……アナウンサーはそんな仕事だと思います。まあ……その域に到達する日が来るまで、ある意味私の“シューカツ”はまだ続いているのかもしれません(笑)。

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