2022年03月15日 (火)山口県初!将棋のプロ棋士誕生へ!
アナウンサーの平﨑貴昭です。
山口県初の将棋のプロ棋士が誕生することになりました!
徳田拳士さん。周南市出身の24歳です。
(写真提供:日本将棋連盟)
「情報維新!やまぐち」では、
3月8日(火)に「徳田さんの紹介とプロ入りの仕組み」、
14日(月)に「プロ入りを決めた本人のインタビューと関係者の喜びの声」を
お伝えしました。
将棋関係者のみならず、将棋を詳しく知らない方からも多くの反響を頂いたので、
改めて内容の一部をご紹介します。
徳田さんは、2009年に小学生将棋名人戦で優勝。
中学1年生の時、6級で奨励会に入会し、プロ入りとなる四段を目指してきました。
2018年4月からは、プロ一歩手前の三段リーグで戦ってきました。
徳田さんが昇段を決めた今期のリーグは、
過去最多の41人が参加。
激しい争いの末、15勝3敗と2位の成績を上げて、プロ入りを決めました。
最終局の翌日、本人にオンラインで話を聞きました。
プロ入りを決めた心境について…
8期目の三段リーグ、24歳で決めたプロ入り。
うれしそうな笑顔が印象的でした。
プロ入りを決めた翌日には、
かつて徳田さんも出場した地元の周南市で将棋大会が開催されました。
そこにいらっしゃった父の剛士さんにも話が聞けました。
少し目を潤ませながら話す剛士さん。
親子の苦労と絆の深さを感じました。
こちらは、北村公一さん。
アマチュアの全国大会で優勝経験がある強豪で、
徳田さんを小学生からおよそ10年間指導してきた方です。
やや興奮気味に、「藤井聡太五冠を脅かす存在になってほしい」とも
話していました。
歴史を変えた徳田さん。
これから新たな歴史を紡いでいく戦いが始まっていきます。
名人を頂点とする「順位戦」。
来期、徳田さんは一番下のクラス「C級2組」、
大きな注目を集め続ける藤井聡太五冠は「A級」で戦います。
多くのタイトル戦の記録係を務めてきた徳田さん。
「自分もその舞台で戦いたい」との思いを語ってくれました。
振り返れば、徳田さんを初めて取材したのが2018年12月。
下関市で行われた竜王戦第7局の記録係を務めた際に、
本人のインタビューを放送しました。
「記録係ではなく、挑戦者としてタイトル戦に登場する姿を伝える」
その日を夢見ながら、これからも徳田さんの取材を続けていきます。
投稿者:アナウンス | 投稿時間:15時30分