命を守る「呼びかけ」
- 2023年07月27日
#みんなで防災の第2回は「命を守る呼びかけ」について考えました!
もしあなたの住む街で水害が起きたら?
「より早く、より確実な避難」につながる呼びかけのワークショップを置賜地方の放送事業者と一緒に行いました。
(NHK山形 山田真夕アナウンサー)
命を守るための原稿
この呼びかけは災害時に命を守る行動や避難を促すために伝える言葉です。
こちらは、私たちがいつも読んでいるニュース原稿を模したものです。
黒い文字で書かれているのが、記者が書いた情報。 一方で赤い文字で書かれているのが、
アナウンサー自ら書き込んだ「呼びかけ」です。
災害時、こうした言葉をみなさんも聞いたことがありませんか?
「土砂崩れが起こる恐れがあります
住宅の裏山や急な斜面には近づかないでください」
「揺れがおさまったら火の元の確認をお願いします」
どんな言葉がみなさんの命を守ることにつながるのか。
NHKのアナウンサーは東日本大震災以降、被災者や専門家への聞き取りをもとに10年以上に
わたって模索を続けてきました。
この呼びかけが去年、WEB上に公開されました。 放送局に限らず、広く地域の防災・減災の
取り組みに活用してもらうためです。
大雨だけでなく、これからの季節に重要な熱中症や大雪の際に使える呼びかけも
掲載しています!音声データもあり、再生ボタンを押すと音声も再生できます。
ぜひ、こちらのURLからご活用ください。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/suigai/yobikake/
呼びかけワークショップを開催!
「より早く、より確実な避難」につなげるために・・・
どうしたら聞いている住民の行動につながるのか。
NHK山形放送局では、置賜地方の放送事業者とともに6月にワークショップを行いました。
思い思いの命を守る言葉を紡ぎ出す様子をご覧ください!
命を守る言葉の追究
災害時の呼びかけについては私たちも模索を続けていますが、 みなさんと考えることでいろいろな表現の仕方があること、 そして、その地域の人・その立場の人にしかできない呼びかけがあるということに気づかされました。
私自身も、これからもより伝わる呼びかけを追究しつづけていきます!