紅葉日の色はどのくらい? いつ? NHK鳥取 石丸キャスター解説
- 2023年11月13日
標本木がどの程度色が変わったら「紅葉日」?
気象台では、カエデやイチョウの紅葉日を発表しています。
今日は紅葉のクイズです。
標本木がどの程度色が変わったら「紅葉日」でしょうか?
青:大部分、赤:半分、緑:3割、黄:5枚
(正解は記事の最後で発表します!)
こっちの字の「黄葉(こうよう)」もあるんですね。
イチョウは葉が黄色になりますので、こちらの字を使います。
どちらも読み方は「コウヨウ」です。
この紅葉日の基準を考えてみてください。
紅葉日ってあまりなじみがなかったです。
サクラの開花日や満開日などは、
ニュースで聞いたことがあるかと思いますが、
カエデやイチョウの紅葉日もあるんです。
カエデ、イチョウの標本木
こちらは観測の対象となっているカエデの標本木とイチョウの標本木です。
どちらも鳥取市内にあって、
気象台の職員が目視で観測しています。
この木が、”ある基準”を満たすと、
それぞれで「紅葉日」の発表があるんですね。
紅葉日など、こういった植物の観測は、
平年と比べた季節の遅れや進み、
気候の違いや変化などを見ることを目的としていて、
全国で統一した基準があります。
例えば、春のサクラの基準は、
5、6輪の花が咲いたら開花日。
およそ80%以上が咲いたら満開日です。
しっかり決まっているんですね
葉がキレイに色づくにはいくつか条件があります
葉がキレイに色づく条件
まず一つ目は、最低気温が8度以下です。
最低気温がだいたい8度より低くなる日があってから、
しばらくして紅葉が始まるとされています。
気温が葉が色づくスイッチになっているんですね。
そして、前日との気温差や、
朝晩と日中の気温差が大きいと、美しい紅葉が見られます。
また直射日光がよく当たることも、キレイに色づく条件です。
正解発表!
お天気クイズに戻ります。
標本木が、どの程度色が変わったら「紅葉日」?
という問題です。
青:大部分、赤:半分、緑:3割、黄:5枚
正解は、、、【青:大部分】でした!
標本木の大部分の色が変わったら、
紅葉日の発表があります。
「紅葉日」は
“紅葉のピークを迎えましたよ”
という意味なんですね。
【解説】
紅葉日の平年値は
カエデが11月30日、イチョウが11月27日です。
また、落葉日も観測していて、
こちらはおよそ80%の葉が落ちたら発表があります。
だいたい例年、紅葉日から2週間たたずに落葉日の発表があります。
あっという間ですね。
紅葉日を待っていると、
もみじ狩りのタイミングを逃しちゃうかもしれませんね。
また、こちらの紅葉日・落葉日は
鳥取市の標本木を基準としていますので、
山沿いではもう少し早く紅葉します。
場所を変えて、
いろんな場所で紅葉を楽しみたいですね。
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