鳥取・北栄町 人気急上昇のメロン「プリモレッド」
- 2023年10月31日
新たな特産品に!赤肉メロン「プリモレッド」
写真は出荷時期をずらすために、夏場に苗を植えて秋に収穫する、抑制栽培のメロンです。
今、北栄町では、生産する農家の数も、栽培面積も、生産量も急増しているんです。
あのスイカの有名な産地で、秋の時期にメロン!?気になって取材してきました!
赤肉のメロン「プリモレッド」。
出荷は9月下旬から始まり、10月にかけて出荷最盛期を迎えます。
スイカのシーズンが終わり、7月ごろからメロンを育てます。
このメロンの出荷が、生産開始から2倍に増えているんです!
なぜ人気?
人気の秘密を探るため向かったのは、北栄町の農業用ハウス。
プリモレッドを育てる山口真弘(やまぐち・まさひろ)さんです。
出荷量急拡大の理由は、生産効率の良さにあるといいます。
北栄町ではスイカ農家が多いんですけど、その資材をそのまま応用出来て、新しい資材がほとんどいらないんです。そこが人気の理由かもしれません。
畑を覆うシートなど、スイカ栽培で使った資材が
そのまま活用できるので、コストも手間もかけずに効率的に栽培できると言います
とにかく甘い!平均糖度16超え!
さらに味の良さも特徴です!どれぐらい甘いのかというと・・・
なんと、糖度16.3!
一般的に14度を超えた時点で、かなり甘いと感じますが、それを上回りました。
さらに追熟させると、より高い糖度になるんだそうです!
特別に出荷直前のプリモレッドをいただきました!
甘い!うまい!最高です~!
普段は食べないという山口さんも!
いい熟し方してますね~!
それにしても、なんでこんなに甘いの?山口さん教えてください!
もともと甘さの強い品種ですが、ことしは特に暖かく、天候に恵まれて、寒暖差もあって、甘くておいしいメロンができました!
海外から特に人気!
このプリモレッドは、今、海外、特に「香港の富裕層」を中心に人気を集めています。
最近は、シンガポールやドバイから注文の問い合わせも!
JA鳥取中央大栄抑制メロン部会によると、2022年は人気のあまり12トンを輸出しました。
2023年も14トンを上回る見込みです!
人気過ぎて困ったことも・・・
しかし、うれしい悲鳴も。
人気のあまり、収穫最盛期には「出荷」が追いつかないこともあったということです。
来シーズンに向けて、時間や曜日などを整理して出荷体制を強化していくことを検討しているそうです。
最後に消費者の皆さんへ、山口さんからメッセージです!
しっかり熟してから食べると、プリモレッドならではのメロンの味が出ます。しっかり味わってもらえたら嬉しいです!