地上放送高度化技術

地上波によるスーパーハイビジョン放送実現に向けた伝送技術の探究

伝送路符号化方式の比較

現在評価を進めている新しい伝送路符号化方式は、現行の地デジのセグメント構造を継承しつつ、新たな要素技術の導入や信号構造の改良を行い、周波数利用効率を向上させています。
帯域幅の拡大、ガードインターバル比の削減、誤り訂正符号やキャリア変調の雑音耐性向上などにより、現行の地デジと比較して、伝送効率を約1.7倍程度改善しています。

実験試験局と野外実験の概要

東京、大阪、名古屋、福岡に親局級の大規模実験試験局を整備し、実フィールドで伝送路符号化方式の実証を進めています。
固定受信特性、移動受信特性、水平/垂直の両偏波を用いた伝送特性、現行の地デジと同じ片偏波の伝送特性など、さまざまな受信形態を想定した技術検証を進めています。