シーン記述による360度映像と3次元映像の合成技術

3次元空間コンテンツの制作技術の探究

好きな場所から好きな向きの映像を見る

より自由で没入感の高いイマーシブメディアの実現に向けた研究を進めています。物体の立体的な形を表現できる3次元映像とまわりを取り囲む360度映像を組み合わせて、好きな場所から好きな向きの映像を見ることができるシステムを紹介します。

見る場所や向きに応じた映像を表示

物体のまわりを動いて見ることができるよう、3次元映像の位置や向き、大きさを示して配置するシーン記述を開発しました。このシーン記述をもとに、好みの端末にあわせて、見る場所や向きに応じた映像を表示するイマーシブプレーヤーを開発しました。
ヘッドマウントディスプレーで没入感の高い映像を見るだけでなく、スマートフォンやタブレット端末などの手持ちの端末でも好きな方向の映像を見ることができます。また、ベストなシーンを見逃さないよう、制作者のおすすめの場所と向きで映像を見ることもできます。

360度映像や3次元映像に関する技術の標準化

360度映像に対応したカメラやヘッドマウントディスプレーの進化に伴い、360度VR (Virtual Reality) コンテンツを体験する機会が増えてきました。これに応じて、360度VRアプリケーションに関するさまざまな技術の標準化も進んでいます。