NHKスペシャル

シリーズ 子どもたちの危機 第1回 不登校 13万人 ~心の苦しみにどう向きあうのか~

第一回は、増え続ける「不登校」の問題に焦点をあてる。「不登校はどの子にも起こりうる」と文部省が宣言したのは平成4年。その後スクールカウンセラー制度の導入など様々な対策がとられてきた。
しかしこうした対策は十分に機能しておらず、多くの不登校の子どもたちが今も「学校へ行けない自分」を責め、苦しんでいる。その中で注目されるのが京都府のある中学校の取り組みだ。学校の中に不登校生徒の「親の会」を作り、教師と親の連係を深め、親の理解も求めて対処していく。学校へ復帰させることだけを最終目標とせず、その子が社会の中で自立していくための最善の方法を模索し、ケースバイケースで取り組んでいく。
シリーズ第一回目は、どうすれば子どもたちの苦しみを取り除き、社会に向きあわせることができるのか、不登校生の声と新たに始まった学校の取り組みを通して、考えていく。