東京都出身の写真家、篠山紀信さん。1月4日に老衰のため亡くなりました。83歳でした。
SNSでは、「まだまだ第一線で活躍されておられただけに残念」「先月洋食屋さんで見かけた。かなしい」などと著名人の肖像など時代を象徴する人物を撮り続けてきた篠山さんを惜しむ投稿が寄せられています。
著名人の肖像など時代を象徴する人物を撮り続けてきた東京都出身の写真家、篠山紀信さんが1月4日に老衰のため亡くなりました。
SNSでは、篠山さんを惜しむ投稿が寄せられています。
篠山紀信さんは、東京都出身で、日本大学芸術学部の写真学科に在学中に広告制作会社に入社して広告写真を撮影し、その後、フリーのカメラマンとして活動を始めました。
歌手の山口百恵さんや、ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさんの写真、それに、1991年に発表して話題になった宮沢りえさんのヌード写真集など多くの話題作を手がけました。
「激写」ということばを生み出したほか、俳優の樋口可南子さんを撮影した作品をきっかけに生まれた「ヘアヌード」ということばは流行語にもなりました。
また、人物だけでなく、建築や風景なども対象に、時代を切り取るさまざまなジャンルの写真を撮り続け、東日本大震災のあとは、被災地に足を運んで作品を発表したほか、2012年から7年にわたって全国で開催された巡回写真展には100万人を超える人が訪れるなど、60年以上にわたって第一線で活躍していました。
篠山紀信さんの事務所などによりますと、篠山さんは、1月4日の早朝、老衰のため亡くなったということです。
83歳でした。