詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「のどの手術で声が変わったに注意」です。
11月、千葉県流山市の80代の女性の自宅に、県内の病院の医師を名乗る男から「息子さんがのどの手術をしました。麻酔が切れたら連絡させます」と電話がありました。
そのあと息子だという男から電話があり、「取引先にお金を届けようとしていたが体調が悪くなりのどの手術を受けた」と言うのです。
男は、さらに「公衆電話にお金が入ったかばんを置き忘れてしまった。200万円だけでもどうにかならないか」と要求しました。
女性は、息子の声とは違うと感じていたものの、手術の影響だろうと思い、自宅にあった現金200万円を息子の部下を名乗る男に渡してしまいました。
皆さんへのお願いです。「のどの手術で声が変わったに注意」
警察によりますと、「家族がのどの手術を受けた」という医療機関をかたる電話から始まる詐欺が多く発生しています。
声が違うことを疑われないようにする手口で、詐欺グループは、結局は電話のやりとりを通じて金を要求してきます。
電話で金の話が出たら詐欺を疑ってすぐに警察や家族に相談するようにしてください。