詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。
今回は、タクシーの運転手が乗客と世間話をする中で被害を防いだ事例を紹介します。
テーマは「日頃の会話で被害を防ごう」です。
4月、警視庁八王子警察署で行われた感謝状の贈呈式。
感謝状を受け取ったのは、タクシードライバーの北林繁さんです。
北林さんはことし2月、80代の男性の客を八王子駅近くのATMまで送っていました。
世間話をする中で、男性が、市役所の職員を名乗る男から医療費の還付金をATMで受け取るよう指示を受けたことを知りました。
不審に思った北林さんは男性を説得して警視庁に通報。詐欺の被害を未然に防ぐことができました。
北林さん
「被害を未然に防ぐことができてうれしい。日頃からお客さんと話をするのが好きで、今回は世間話の中から被害を防ぐことができたので、これからも気をつけるようにしていきたい」
みなさんへのお願いです。「日頃の会話で被害を防ごう」
ATMで還付金の手続きをすることは絶対にありません。日頃の会話の中で少しでも不審に思ったら警察に相談するよう促してください。