詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「“国が被害を補償する”に注意!!」です。
6月、埼玉県新座市に住む80代の女性の自宅に、警察官を名乗る男から「詐欺が多発していて、あなたの口座からも現金が引き落とされています」と電話があったといいます。
さらに男は「国が被害の補償をするので手続きをします。今から国の職員が行きますのでキャッシュカードを渡してください」と言ってきました。
話を信じた女性は、自宅を訪ねてきた財務局の職員を名乗る男にキャッシュカード3枚を渡してしまいました。その後、女性の口座からは、150万円が引き出されてしまったということです。
皆さんへのお願いです。「“国が被害を補償する”に注意!!」
「詐欺の被害に遭っている」と言われ、動揺しているところに、「国が被害を補償する」と言われると、つい、ほっとして信じてしまうかもしれませんが、それが詐欺グループのねらいです。国の機関や警察などがキャッシュカードを預かることはありません。「キャッシュカードを預かります」とか「取りに行きます」などと言われたら詐欺を疑い、すぐに電話を切って警察や周りに相談してください。