ページの本文へ

NHK仙台WEB特集

  1. NHK仙台
  2. NHK仙台WEB特集
  3. 9割が自動化された末来の農業!

9割が自動化された末来の農業!

『うまいッ!』~リーフレタス・宮城県美里町~
  • 2024年04月05日

 

今回の主役は“リーフレタス”。
サラダなどで食べる方も多いと思いますが、
最初にテーマを聞いた時は、正直に言って宮城県とリーフレタスがなかなか結び付きませんでした。

ただ、栽培方法などの技術を知るたび、驚きの連続でした。
そして、機械によって多くが自動化されているものの、
そこには生産する人のいくつもの工夫が詰まっていました!


(アナウンサー・黒住駿)

<MCキャイ~ン・天野ひろゆきさん、塚原愛さん 食材ハンター・平祐奈さんと撮影>
――――

室内栽培でも…うまいッ!リーフレタス
今回取り上げる“リーフレタス”は、
球の形をしたレタスではなく、葉が広がるように育つレタスの総称です。
 

作られているのは、野菜サラダにもよく出てくるサニーレタスやフリルレタス、
さらにはシーザーサラダに使われることの多いロメインレタスなど5種類。

このリーフレタスを作る農業施設は、
宮城県北部の美里町にあり、2021年の10月に完成しました。
広大な面積を活かして作られた施設は、東京ドームもすっぽり入る大きさです。
 

“ロボットでの栽培管理”や“コンピューターによる温度管理”など、
9割が自動化されている「未来型農業施設」。

露地栽培に負けない味を実現しようと、
太陽光を取り入れるための工夫や、
日射量が足りない時にはLEDライトで光合成の不足を補うシステムが導入されています。

植え替えなども機械化されていますが、その中でも、生産する人のこだわりや工夫が至るところに詰まっていました。特に、LEDライトのシステムは圧巻でした。

最新の農業施設を作ったのは〝15代続く農業一家″!
 

オートメーション化された室内栽培の農業施設ですが、
オープンさせたのは意外にも、300年以上農家を続けてきた農業一家。
15代目の社長が、東日本大震災の影響を受け、
事業の大きな転換を決意したことで、この施設が誕生しました。

13年前の津波により、畑や倉庫など施設の8割が被害を受けましたが、
その大きなピンチを原動力に、食材を安定供給できる“室内栽培”のメリットに目をつけました。

番組では、苦難を乗り越えて施設が生まれた歴史についても詳しくお伝えします。
リポーターの私自身も、一見ハイテク産業に思える農業の裏側を知ることで、
さらに美里町のリーフレタスに心ひかれました。

番組では、リーフレタスのアイデアレシピを続々と紹介!
機械化され、年中無休で出荷される美里町のリーフレタス。
気になるのは、その味わい方…ということで今回は、
普段あまり見ないリーフレタスを使ったレシピもご紹介しました!

『レタスというと“サラダ”』が一般的に定着していると思いますが、
リーフレタスのシャキっとした食感を活かしながら、仙台の“あの名物”で味付けをした一品も。
さらには、リーフレタスを油で揚げるメニューも登場しました!

『うまいッ!』~リーフレタス・宮城県美里町~
出演 MC: キャイ~ン・天野ひろゆきさん 塚原愛アナウンサー、
食材ハンター:平祐奈さん 地元応援団:黒住駿アナウンサー

美里町の未来型農業施設については「みやぎUP-DATE」でもご紹介しました。
こちらの記事も併せてご覧ください。

ページトップに戻る