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大津市長選挙 何を訴えた? 候補者演説を徹底分析!

  • 2024年01月17日

     

    任期満了に伴う大津市長選挙が1月14日に告示されました。 立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属で、▼現職の佐藤健司氏(50)と▼新人で元滋賀県議会議員の成田政隆氏(49)の2人です。
    今回の選挙は、自民党と公明党のそれぞれの地域支部と、日本維新の会の市議会の会派が支援し、2期目を目指す現職に、立憲民主党と社民党のそれぞれの地方組織、地域政党の「チームしが」、国民民主党の地方議員などが支援する新人が挑む構図です。
    NHKはそれぞれの候補者の演説を「テキストマイニング」という手法で分析し、告示日最初の演説で有権者にどのような内容を訴えたのか読み解きました。演説の中で使われた政策や選挙運動に関する言葉の回数を集計し、より多く使われた言葉をより大きく表示しています。

     

    佐藤さんは約12分演説しました。 最も多く使った言葉は「進める」の13回でした。災害対策や子育て支援、地域の活性化について、現職として進めてきた1期目の実績をアピールしました。これに関連して「まち」「地域」「災害」も多く使われ、「災害」に強い「まち」づくりを「進める」としています。
    また、「争点」も多く使われていて、「今回の選挙の『争点』は、大津市政を前に『進める』のか、再び立ち止まってしまうのかだ」と訴えました。
    「歯車」も多く使われています。「大津市と国や県、それに県内の市町と『歯車』がかみ合い始めた」と述べ、これまで進めてきた行政間の連携を強調しました。

     

    成田さんは7分余り演説しました。 最も多く使った言葉は「子供」の12回でした。「子育てしやすい、『子供』を中心においた『まち』づくりを実現します」と述べ、紙おむつの無償配付や小中学校の給食費の無償化を訴えました。そして、「若者」という言葉を絡め、「子供」や「若者」の活動拠点となる複合施設の整備に取り組む考えを示しました。
    また、「まち」「買いもの」「にぎわい」という言葉も多く使い、商店街の活性化支援など、地域経済の活性化を訴えました。
    「高齢者」という言葉も使い、新たに市主体でコミュニティバスを運行したり、駅にエレベーターを設置したりして、歩いて暮らせる「まち」づくりを実現していくとしています。

     

    大津市長選挙は1月21日に投票が行われ、即日開票されます。

     

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