大阪の名物と言えば、たこ焼きやお笑いが、まず思い浮かびます。

でもそれだけやない。もっといろんなものがあるやないやろか？それを見つけて大阪の良さを再発見しようと活動を続けているのが「なにわ名物開発研究会」です。野杁さんは、中小企業経営者、研究者、小説家等大阪を愛してやまない様々な分野の人が集まった研究会の会長さんです。

野杁さんは大阪ミナミの生まれ育った生粋の浪速っ子で、大阪らしいアイデアを生かした土産物などを考え出して販売する経営者です。
研究会では、毎年7月28日（なにわの日）に、なにわ大賞を決めて贈呈しています。今年は牧岡神社の宮司さんが大賞に選ばれました。わずかな人数で行われていた「お笑い神事」を地域の人々や参詣者に呼びかけ去年の参加者は4000人を超えるまでになったそうです。
賞状には、いちびり精神を発揮して成果を上げたことと、「あんたはえらい」と書かれています。

「いちびり」とは、大阪弁で「ふざけた」「おどけた」等の意味がありますが、何よりも情熱を持って面白がり地域や人々を元気にすることが、この言葉に込められている思いだということです。
古代の銅鐸を再現した社長さんなど様々な分野の方が選ばれてきましたが、これから、どんないちびり精神を発揮した人が見いだされるのか、大阪を元気にする取り組みに期待が集まります。

関西ラジオワイド　ホームページ

聴き逃し（とっておき川柳・夕刊ポエム）

インターネットでも放送と同時に番組を聞けます。