旬の人・時の人

2018年08月06日 (月)

旬の人・時の人「糞虫の魅力を発信」中村圭一さん

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奈良公園界隈には、鹿たちの糞を食べて分解してくれるコガネムシの仲間、糞虫(ふんちゅう)が多数生息しています。この虫に魅せられた中村圭一さんは、彼らの存在を知ってほしいと、ならまち糞虫館をオープンしました。一見すると宝石を並べたジュエリーショップのようですが、並んでいるのは小さな虫の標本です。

 国内には約150種いるそうですが、奈良公園では約60種が確認されています。

 中でも体長2センチほどのルリセンチコガネ(写真)は、青く瑠璃色に輝いてとても美しいそうです。

 さて、もし糞虫達がいなかったら、どうなってしまうでしょうか?中村さんは奈良公園の鹿たちの糞の量を計算しました。およそ1200頭の鹿が出す糞は一日に約1トン、1年では300トン以上になります。人が回収、運搬、処理をすると莫大な費用がかかるでしょう。

 奈良といえば鹿ですが、環境や生態系が保たれ、私たちが散策を楽しめるのも糞虫たちがいてこそだと言えそうです。

 

 

 

 

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