大河ドラマ「どうする家康」で、“徳川四天王”の一人として活躍する井伊直政。合戦で武功をあげ、大名間の仲介を任されるなど、のちの徳川幕府の土台を作ったことでも知られています。この直政の書状が新たに発見されました。豊臣秀吉が北条氏を滅ぼした「小田原合戦」後に書かれたもので、織田信雄の家臣にあてたものです。書状の内容は知られていたものの、現物の所在は長くわかっていませんでした。今年7月に三重県の収集家が気づき、専門家の鑑定から本物と判明しました。元彦根城博物館学芸員で、長年、井伊家を研究する野田さんは、書面から信頼の厚い人物だったと読み取れるといいます。14代に渡り、彦根城主として、幕府重臣として、活躍した井伊家の始まりを辿ります。10月20日(金)の「関西 時の人」です。

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