前藤さんら神戸大学のチームは、同大学の六甲台キャンパスで新種のハチを発見し、「コウベアメバチ」と命名しました。このハチは、夜行性で体長約15ミリ。べっこう飴のような黄色味を帯びた体に長い触覚が特徴です。ほかの生物に寄生する「寄生性ハチ類」の一種で、2015年に学生が採集。その後、DNA解析などを経て、今年5月に国際専門誌で「新種」として発表しました。「夜行性の昆虫観察は難しく謎も多い。今回の発見が、似た種類のハチの進化解明にもつながれば」と前藤さんは期待しています。身近にいる、知られざる生物に迫る7月3日(月)「関西 時の人」です。

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