2022年02月04日 (金)
"氷上の競輪" ショートトラックに注目 【森本万里奈】
こんにちは。
スポーツキャスターの森本です。
北京オリンピックがいよいよ今夜(4日夜)開幕します!
大阪出身で注目されている選手の1人が、スケートのショートトラックで出場する宮田将吾選手です。
宮田選手は、過去にショートトラックで3人のオリンピアンを輩出している阪南大の1年生。
24年前の長野大会では、大学の先輩である西谷岳文さんが金メダルを獲得しました。
スピードスケート部の指揮をとる杉尾憲一監督に、ショートトラックの魅力を聞いてきました!
阪南大スピードスケート部 杉尾憲一監督
「ショートトラックはタイムじゃなくて順位を競う競技なので駆け引きがだいご味です。レース中の選手たちは相手の動きを見て、バテてきているのかまだ余力があるのかという力の残量を確認しています。」
着順を競うショートトラックは、激しいレース展開から転倒もよく起こり、“氷上の競輪”と呼ばれています。
勝負をかける一瞬のチャンスを逃さないための駆け引きに注目だということです。
もうひとつのポイントは、カーブワーク。
カーブでもスピードを維持するため、体を大きく傾けて滑ります。
トップ選手の場合、リンクの表面との角度が30度ほどになるまで傾けるそうです。
私もカーブワークに挑戦してみました。
スケート靴を履くのは小学生以来でした。
まったく傾いていませんね。
杉尾監督に「90度ですね」と言われてしまいました。
これだけ滑っただけでふくらはぎがかなり重く感じ、プルプルと震えていました。
選手たちの軸足には、自分の体重の2倍から2.5倍の負荷がかかるということです。
それに耐えられるトレーニングを日々積んでいるんですね。
ショートトラックで日本勢は長野大会を最後にメダルがありません。
杉尾監督は、教え子の宮田選手の活躍に期待していました。
阪南大スピードスケート部 杉尾憲一監督
「宮田選手は弱冠19歳。世界と戦える唯一のオリンピックの晴れ舞台なので、あらゆるもの、全身全霊を出しきって、楽しんで思い切ってレースをしてほしいと思います。」
宮田選手の初戦は、2月5日、男子1000メートルです!
スポーツキャスター 森本 万里奈(もりもと まりな)
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