えぇトコ

2022年12月15日 (木)

【行き先情報】冬の淡路島!知られざる神の味 ~兵庫 南あわじ市~

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今回は、関西屈指の人気スポット、兵庫県南あわじ市を旅します。天日がツヤとコシを生む、漁師町伝統の手延べそうめんや、3年手塩にかけて育て上げる、濃厚プリプリのトラフグなど、寒さを吹き飛ばす極上の美味を味わい尽くします♪

旅人:ガダルカナル・タカさん & 新山千春さん

 

①献上ダイ

eetoko_221215kenzyodai.jpg丸山漁港で水揚げされるタイは、大正から令和にかけて天皇即位の際に献上されてきたため、「献上ダイ」の名がつき、重宝されています。これからの季節、海水温の下がった鳴門海峡の荒波にもまれることで身がしまり、脂の乗りも最高なタイが育ちます。とってすぐにさばいた、お刺身や一晩干すことでうま味が凝縮する一夜干し、タイのうま味だけを閉じ込めた冬にうれしい蒸し焼きをいただきました。

【番組で紹介した「献上ダイ」が購入できる連絡先】
「魚彩館」
住所:兵庫県南あわじ阿那賀丸山漁港
電話:0799-39-0237
*上記に電話後、購入方法などをご案内いたします。
営業時間 8:30〜17:30 定休日:火曜日・水曜日

 

②手延べそうめん

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コシの強さが特徴の福良特産、手延べそうめん。冬がそうめんづくりの最盛期です。福良一帯は製麺に欠かせない塩が手に入りやすかったため、江戸時代に漁師の冬の副業として栄えました。福良ならではの手作業、麺を引き伸ばす、「小引き」をすることで強いコシが生まれるのだそう。徐々に長く手延べし、およし2メートルになったところで天日に干します。日の光でツヤが増し、のど越しもよくなるのだそう。

【番組で紹介した「淡路島手延べそうめん」が購入できる問合せ先】
柏木製麺
電話:0799-52-1571
*上記番号に電話後、購入方法をご案内いたします。

                               

③鬼瓦

eetoko_221215onogawara.jpg江戸時代から盛んにつくられている瓦づくり。南あわじの土は、鉄分を多く含んでいて丈夫できめ細かな瓦がつくられてきました。中でも技術を要するのが、一つ一つ手づくりで製作する「鬼瓦」。この道40年の職人・鬼師の天野武さんが特に気をつかう工程は、目を入れる(穴をあける)作業。鬼瓦に命を吹き込む大切な作業です。

【番組で紹介した場所】
鬼瓦の工房
株式会社タツミ
住所:兵庫県南あわじ市津井976
電話:0799-38-0309

 

④冬タマネギ

eetoko_221215pikata.jpg水分と甘みが多い、冬に収穫できるタマネギ「シャルム」。そのまま生でかじってもおいしいのだそう。地元ホテルのシェフ、堂本秀幸さんに冬タマネギ料理をふるまっていただきました。タマネギに卵を絡めて焼き、自家製のオニオントマトソースをかけたピカタや、葉っぱまで丸ごとおいしい、寒さも吹き飛ぶタマネギ鍋をごちそうに。シャルムをつくり出したのは、8年前。「春だけでなく冬にもおいしいタマネギを食べてもらいたい」との思いから手掛けるようになった堂本さん。今、その美味を味わいに冬にはたくさんの方が淡路島を訪れるそうです。

 

⑤3年トラフグ

eetoko_221215tettiri.jpg南あわじの数あるウマイもんの中でも、特に人気の冬の幸「トラフグ」。中でも福良で養殖されている「3年トラフグ」は、通常2年で出荷するトラフグよりも1年長く育てることで倍近い大きさになります。しかし、3年育てるとコストもリスクも増え、最初は試行錯誤の連続だったと語るのは、前田若男さん。長く育てると共食いをはじめるというトラフグ。10万匹いるというフグの歯を、定期的に一本一本すべて手作業で切ることで共食いを防ぐことができるのだそう。身の味をストレートに味わえる、てっさや、外をカリッと焼くことで濃厚なうま味を閉じ込める焼き白子。さらに、フグ料理の定番、てっちりを地元ならではの食べ方でいただきました。体も心もほっこり温まる、逸品に出会いました。

【番組で紹介した「3年トラフグ」が購入できる連絡先】
若男水産
電話:0799-52-3561
*上記番号に電話後、購入方法をご案内いたします。
営業時間:8:00〜15:00 定休日:1月1日〜1月3日
※「若男水産」のHPからも購入できます。

 

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次回の放送もお楽しみに!

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