4年ぶり通常規模「新潟まつり」花火で初音ミクが夜空を舞う！

主にVR空間でのバーチャルフェスであったり、デジタルフィギュア、アバターといったものをユーザーにお届けしています。
VRデバイスを装着していただくことで、まるで別世界(バーチャル空間)のライブ会場で、現実で表現しきれないようなVtuberやキャラクターの音楽フェスティバルを行っています。

もともと私が新潟市の出身で、新潟で育ちました。
今回の「夜空プログラム」についても、地元に対して何か面白いことで貢献できないかなという所から始まっています。
なので、「新潟まつり」との連携もこちらから呼びかけをさせていただきました。
北海道を応援しようというコンセプトから始まったSNOW MIKU（雪ミク）というイベントがあるのですが、当社も過去に出展していました。
全国の初音ミクファンが集まっていて素晴らしいイベントだと思い、新潟でもこうしたイベントを開催したいと思ったのがきっかけです。

呼びかけをした当初から、行政の方にも面白そうだねという反応をいただきました。
県のにいがた2キロプロジェクト、観光課の方々、商工会、もちろん市の方にもご協力いただいて。
花火という公共性の高いもので何かやるにはやはり連携は大切ですから。

まず、千本桜という楽曲にあわせて打ちあがる音楽花火があります。
これだけでも十分楽しめるものですが、さらに専用のアプリ(無料)を通すことで、夏の夜空に「初音ミク」が可憐に舞うという特別な演出を用意しています。
その他にも、初音ミクの世界観を表現した展示会なども実施します。

SNOW MIKUなど過去に参加したイベントですでに接点があったことは勿論ですが、初音ミクというキャラクターそのもののクリエイター支援的な側面が大きいです。
そもそも初音ミクがボーカロイドソフトですし、そこからの2次創作で有名になった歌手、楽曲、イラストレーターは数知れません。
初音ミクはいわば、単純なキャラクターというよりクリエイター文化の広がりの「象徴」だと思っています。
新潟発で、発信していくのにこれほど適しているキャラクターはいないと考えています。

初音ミクも誕生して10年以上たちますが、ずっとクリエーターさんたちに使われ続けています。
古い、古くないっていう概念を超え、世代を超えて楽しんいただける稀有なコンテンツだと思います。
もともと"お祭り"も世代を超えて楽しむもの。
そういった面でも、お祭りを盛り上げたいってなったら、どの世代にも通用するキャラクターこそふさわしいのかなと思います。

実施に関わる方たちへの説明です。
初かどうかは分かりませんが、お祭りの花火大会でこうした取り組みをする例は聞かないので、みなさんが見たことないものを説明する難しさがあります。
協力いただいている皆さんも完成形のイメージがそれぞれ違うと思います。
そんな中でも実現にむけて協力いただいている皆さんに感謝しています。

こうした取り組みで皆さんが新潟にきて楽しもうと思ってくれたら嬉しいです。
とは言え、今回の花火大会に関しては配信（協賛者限定）も行う予定で、そちらでは花火大会全体を通じて「初音ミク」と一緒に見ているような体験ができる仕掛けを考えています。
当日新潟に来れないという人も、「初音ミク」と一緒に花火を楽しめますよという試みです。

花火の楽しみ方は人それぞれで、一人で楽しむ、友達と楽しむ、家族で楽しむ、自由です。
その中に、「初音ミク」と一緒に楽しむという選択肢を提供できれば。

SNOW MIKUのように、新潟県を盛り上げる定番のイベントになるように育ってほしいですね。
自分たちのイベントが、わざわざ新潟に足を運びたくなるきっかけにまで成長すると嬉しいです。
新潟から新しい、面白いことを発信していきます！