外食チェーン11月の売り上げ
減少幅 3か月ぶり拡大

2020年12月28日

全国の主な外食チェーンの2020年11月の売り上げは、去年の同じ月を7.8%下回り、新型コロナウイルスの感染が広がった影響で、減少幅は3か月ぶりに拡大しました。

日本フードサービス協会によりますと、2020年11月の全国の主な外食チェーンの売り上げは、去年の同じ月を7.8%下回りました。

新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、下旬には東京都や大阪府が飲食店に営業時間の短縮を要請したことなどが響いて、減少幅は前の月・10月より2.1ポイント増えて3か月ぶりに拡大しました。

業態別では、
▽「パブ・居酒屋」がマイナス42.8%と最も落ち込みが大きく、
次いで、
▽客1人あたりの売り上げが大きい「ディナーレストラン」が26.6%の減少となるなど、夜間が主な営業時間となる業態で特に悪化しています。

一方、「ファストフード」は持ち帰りや宅配などの需要が伸びていることから、0.9%上回りました。

日本フードサービス協会は「11月は感染者の増加に伴って週を追うごとに客が遠のき、10月までの回復傾向が失速した。忘年会や新年会の需要が期待できない中、時短要請もあり、客足がさらに遠のくのではないか」としています。