大隅キャスターのブログ
2022/01/18

太陽柱

気象キャスターの大隅智子です。
きょう(18日)は、遠野市のトネーゼさんから届いた光の写真を紹介しました。
今月8日の朝、遠野市で撮影したそうです。
朝日が見えますが、そこから光が上に伸びていて、とてもきれいですね。
このように太陽から上下にのびる光の柱を「太陽柱」または「サンピラー」と言います。
上空に氷晶があり、太陽高度の低い朝や夕方に見られる時があります。
「太陽柱」は、冬の寒さが厳しい北日本で観測されることが多く、この日の遠野市の最低気温はマイナス11.9℃でした。
こういった時には、ダイヤモンドダストも一緒に見られる時があります。

そして、今夜は満月、今年の中で最も小さく見えます。
というのも、月が地球から最も遠くなるためです。
最も地球に近づく7月の満月と比べると、直径はおよそ11%小さくなります。

1月の満月は、英語圏では「ウルフムーン」と言い、オオカミの月という意味になります。
これは、アメリカの先住民が使っていた農業の暦からきています。
2月は「スノームーン」で、雪の月、3月は「ワームムーン」で虫の月、暖かくなって虫が活動を始める時期という意味です。

さて、県内では、きょう(18日)は南部を中心に雪が強まりました。
午後3時までの24時間降雪量は、西和賀町で31㎝、北上と一関市祭畤で23㎝で、大雪になった所もあります。

午後3時の積雪は、西和賀町で2m、一関市祭畤で1m13㎝、雫石町で69㎝となっていて、この時期にしては多くなっています。
北上は49㎝で、平年の3倍の多さです。

あす(19日)は冬型の気圧配置はゆるむため、晴れ間が広がりそうです。
山沿いでは一部、雪の降る所があるでしょう。

あす(19日)は、気温がやや上がるため、雪解けが進む所もあるでしょう。
雪崩や屋根からの落雪に注意して下さい。
また、雪下ろしや除雪の作業に事故にも十分ご注意下さい。