#3「北国で青パパイア新レシピ開発!・津軽編」
#3「北国で青パパイア新レシピ開発!・津軽編」
『ミステリー×クッキングチーム 津田』
生産者の思いを背負って神谷アナが青パパイアを青森へ届ける。いよいよ新レシピの開発に向けて南国野菜と北国の食文化が融合することに。
宮崎から1,300キロ離れた青森へは飛行機と新幹線を乗り継ぎおよそ6時間。南国宮崎とは全く異なる雪景色がそこには広がっていた。
太平洋・日本海・津軽海峡に三方を囲まれ、全国8位の面積を誇る青森県には、津軽地方・南部地方・下北地方など同じ県内でも色合いの異なる食文化が存在する。
神谷アナがまず訪れたのは津軽地方の「弘前市」。ここには「津軽あかつきの会」という、郷土料理の伝承と津軽の食文化を広げる取り組みをしている女性団体がある。現在は20代~80代の女性30名ほどで活動している。皆、明るくて気さくで好奇心旺盛な人たちだ。
津軽地方の郷土料理には野菜を中心とした農村に伝わる家庭料理が多い。「サメなます」「けの汁」など九州ではあまり聞きなれないものも…青森では昔からサメをよく食べる文化があるとか。
さて、青パパイアはどんな津軽料理になるのだろうか。
数々の料理を手掛ける「あかつきの会」の方々に、青パパイアを初お披露目。「なにコレ!?」「見たことない!」という声が次々にあがる。青森の方々にとってはミステリーな食材に映ったようだ。
試しに食べてみると、実のかたさやシャキシャキとした食感が印象的だったようで、青パパイアであることを言い当てた。お見事!
一行はさっそく、新レシピのヒントを探しに弘前の台所と呼ばれる食品市場へ向かった。
市場の魚屋さんの女性も青パパイアのことは知らなった様子で「このままだば、あんべけない(味気ない)」と困惑。しかしさすがは日々あまたの食材に囲まれている市場の方。ここでひらめきが!「大根の代わりにじゃっぱ汁にしては?」とアドバイスが。
じゃっぱ汁とは、ぶつ切りにした魚のあらを大根やネギと煮込んだあら汁のこと。ちなみに、「じゃっぱ」は津軽弁で「雑把(ざっぱ)=捨てるもの」すなわち「アラ」という意味だ。体の芯からあたたまりそうだ。。
それにしても、この市場の女性、エネルギッシュで面白い方だったなぁ
貴重なヒントを得た「あかつきの会」のみなさん。早速、青パパイア新レシピ「じゃっぱ汁」を作ってみることに。青パパイアのシャキシャキとした食感を大事にしたいと一同は試行錯誤。
普段は味噌仕立てにすることが多いが、青パパイアの緑が映えるように塩仕立ても作ってみることに。塩・酒・長ねぎなどを入れて煮込んでいく。
2種類のじゃっぱ汁を食べ比べてみると、優しい味わいで、色合いや味のシンプルさから塩仕立ての方がよさそう!?という意見も。最終的にどうなったのだろうか。外にも「青パパイア」レシピが考案されているとか。どんな料理になったのか、番組の放送が待ち遠しい。
次回は青森のもう1つの地域「下北」地方で、新レシピを考案してもらう。
この記事を書いた人
編成 津田 裕一
宮崎生活も3年目に突入!普段は表に出ない裏方で番組編成や広報などを担当。
新年度、宮崎局のニュース番組が生まれ変わります。ご期待ください!!