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歌人・大口玲子さんが短歌を解説 若者の感性を分かりやすく

  • 2023年05月17日

SNSを中心に若者たちに広がる現代短歌ブームのなか、歌人・大口玲子さんが宮崎の若者の短歌を分かりやすく解説します。
今回のテーマは「出会い」です。

歌人・大口玲子さんが選者をつとめ、宮崎の「わけもん(若者)」の瑞々しい短歌を紹介する「31文字からアオハル わけもん短歌」。

今回のテーマは「出会い」です。このテーマにちなんだ短歌の優秀作品を大口玲子さんが解説していきます。

大口玲子さん

若者の皆さんにとって、この時期は入学式・新学期とか就職だったり、さまざまな出会いを経験する季節だと思います。それを何となく4月ってそうだよねと捉えるのではなく、出会いというのは思いがけない不思議なものだという「奇跡」という言葉を使った点が素晴らしいと思いました。

大口玲子さん

桜も「新しい桜」とすることで、今年の桜は今年だけのものなんだという表現がとても新鮮でした。人との出会い、そして桜との出会いもかけがえのない大切なものとして、丁寧に捉えてうたっているところが素敵だと思いました。

大口玲子さん

これは「出会いたい」という自分の気持ちを強く表す言葉から一首が始まるというのがとても印象的でした。作者が出会いたいというのが、自分が気に入って、一生好きでいられる何か、それは趣味かもしれないし、お仕事かもしれない、勉強やスポーツでもいいんですけど、どんなことでも自分の大好きなものを見つけたいという思いが、とても素直にうたわれていると思いました。その思いが素晴らしくて、下の句の「でも」の繰り返しもリズムの良さにつながっていて、そこもいいと思います。

番組では、宮崎県在住の10代の皆さんからの作品を募集しています。
応募方法など詳しくは、NHK宮崎のホームページをご覧ください。ご参加お待ちしています。https://www.nhk.or.jp/miyazaki/tanka31/index.html

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