【随時更新】水戸駅エスカレーター男性死亡上着挟まった状態
- 2024年03月27日
26日夜、JR水戸駅にあるエスカレーターで、72歳の男性が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡しました。男性はうつ伏せで、上着の背中側のすそが手すりの巻き込み口に挟まった状態で見つかり、警察は死亡した原因を調べています。
昨夜9時ごろ、JR水戸駅のホームから改札に向かう上りのエスカレーターで、男性が倒れているのをほかの乗客が見つけ、駅員を通じて消防に通報がありました。
スーツの上着の背中側のすそが挟まれた状態
警察によりますと、男性はエスカレーターの降り口でうつ伏せで倒れていて、手すりが巻き込まれる部分にスーツの上着の背中側のすそが挟まれた状態で見つかりました。
男性は日立市の72歳の会社員で、近くの病院に運ばれましたが死亡が確認されました。
JR東日本水戸支社によりますと、ほかの乗客が男性が倒れているのを見つけたときは、エスカレーターは動いていましたが、その後、停止したということです。
警察はエスカレーターの降り口で倒れたあと、上着が巻き込まれた可能性があるとみて、さらに詳しい状況を捜査するとともに死亡した原因を調べています。
水戸駅3番線と4番線のホームのエスカレーター
現場は、水戸駅の常磐線が到着する3番線と4番線のホームから改札がある2階に上るエスカレーターの降り口付近です。
防犯カメラに男性 転倒する様子
現場付近の防犯カメラの映像に男性がエスカレーターの降り口で転倒する様子が写っていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
警察が現場付近の防犯カメラを調べたところ、男性はエスカレーターに立って乗っていましたが、のぼりきったところで転倒する様子が写っていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
利用者「原因を調べてほしい」
東海村の60代の男性は、「聞いて怖いです。駅は利用する人が多いのできちんと原因を調べてほしいです」と話していました。
水戸市の80代の男性は、「自分は普段から手すりを使ってエスカレーターに乗るようにしています。どうして人が亡くなったのか、気になります」と話していました。
水戸市の40代の女性は、「エスカレーターも駅もよく利用するので気をつけないといけないと思います」と話していました。
県内エスカレーター 県の把握で約 740基 事故も
茨城県によりますと、県が把握している限り、県内には昨年度の時点でエスカレーターが742基あり、このうち2013年には日立市の商業施設でエスカレーターが急停止して12人がけがをする事故がありました。
また、設置に関し県が報告を受ける施設ではありませんが、2009年には水戸駅のエスカレーターで女性があおむけに倒れ、首にまいたショールが降り口に巻き込まれる事故が起きています。