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【京都 光る君へ】右京区 嵯峨野・大覚寺 源氏物語の古い写本公開

  • 2024年04月02日

京都・嵯峨野の大覚寺に残る源氏物語の古い写本が、3月22日から公開されています。

大覚寺

平安時代に開かれた京都市右京区にある大覚寺は
紫式部の書いた源氏物語にもその名が登場する歴史のある寺院です。

大河ドラマ「光る君へ」で話題

寺では毎年、春と秋に名宝展を開いていて、 
ことしの春は大河ドラマ「光る君へ」で 
話題を集めている源氏物語に関する作品の展示を3月22日から始めました。

源氏物語の写本

寺には、室町時代に作られたと伝わる源氏物語の写本が46巻が残されていて、
今回はこのうちの9巻が展示されています。
一部は読めるように開いた状態で展示されているものもあり、
18巻の「松風」では「光源氏が造らせたお堂が大覚寺の南付近にあった」
という記述を見ることができます。 

後柏原天皇が自ら書いたと伝わる

また、それぞれの巻ごとの題名や、
写本を担当した公家などを一覧にした目録もあり、
写本の制作を呼びかけた当時の後柏原天皇が自ら書いたと伝わっているということです。

公開するのは初

大覚寺では、源氏物語の写本を複数、
内容が読める状態で公開するのは初めてだとしています。
 

大覚寺 岡村 光真  執行

大覚寺 岡村 光真  執行 

雅な生活や、当時も今も変わらない人々の愛憎など平安時代の世界に浸ってほしいです

 

この展示は5月27日までです。

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