この記事では、ゆきこさんのお悩み「習いごと、どこまでさせれば?」のテーブルでの議論について紹介します。
かおりさんの「子どものやる気、どうひきだせばいいの?」は、こちらの記事で読めます。
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進行はNHK職員が行いました。
ラウンドテーブルは、ゆきこさんのお悩みの共有から始まりました。
子どもたちがやりたい習いごとを一つずつやっている状況です。増やしたほうがいいのか、減らしたほうがいいのか悩んでいます。 今はスポーツの習いごとを中心としていて、体を動かす事が多いです。しかし周りの子どもたちは学習塾などもやっているので悩んでいます。
鴨川も近くにありますし、水の事故が心配なので水泳教室には通わせていた。体操教室も習わしていた。学校の授業で跳び箱をやった時に、周りから褒められて、それが本人の自信にもつながったと思うので、その点もよかったです。
普段はモノづくりを教えています。ある保育園の子どもが家から段ボールを自主的に持ってきて、みんなに配って工作を始めました。自主的に動いた子どもが、普段は内気だと保育園の先生に聞いたときは驚きました。嬉しかったです。
習いごとを何にするか、どれだけ広げるかということは枝葉でしかないと思う。
そもそもお稽古事をする理由は、子どもの選択肢を増やしてあげたいという親の愛情だと思う。子どもの人生を大切にしているという根本や、足元さえ固めたら自然と次が見えてくるのではないかと思います。
妊娠中に親が思うことは、元気に生まれてほしい。ただそれだけ。生まれてから親の苦労が始まる。大きくなってほしい、早く歩いてほしいなど。でも最終的な親の期待は子どもの幸せ。その幸せの手段として習いごとがあると思います。手段を目的とすると詰まってしまうと思います。
失敗は無駄なことではない。辛い、悲しいという事実は変わらないが、過去を振り返った時に、事実の意味が変わってくると思う。過去のあれがあったから、今の私があると思える。ただ、なんでもオッケーとすると良くないので難しいと思います。
人と比べないということは難しい。どうしても比べてしまいます。ただそれが当たり前になってしまうと、悲しい。私たちは比べるために生きているわけではないとも思います。誰とも比べる必要がない尊い命をいただいているという気持ちを大切にしていきたいです。
展示会を開催したときに、会場に段ボールと接着剤を置いておくと、自然と作品が増えていくということがありました。物を作ることが減ったと言われることもありますが、まだまだみんな工夫があって面白いものを作っています。
「こえきく!!」では、今後もお悩み人やパネラーの方々と一緒に、京都の子育てに関する課題のために何ができるかを考えていきます。その様子を「こえきく!!」にてお伝えしたいと思います。
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