仕事で岩手県大槌町に行き、津波に巻き込まれ亡くなりました。
青森県三戸郡の自宅から「行って来るよ」と元気に岩手県大槌町の建設現場に向かって行きました。
まさか、あんな事が起きるなんて夢にも思いませんでした。
当時の私は、その事実を受け止める事が出来ず、途方に暮れていました。
やがて、月日が経つにつれて、テレビ報道などで被災地の復興や前向きに頑張っている方々の姿を見て、強く心が痛み、同時に私達も前に進まなければいけないと思いました。
当時、中学2年だった一人息子も、今は高校3年で今春、卒業します。
息子は今、自分の将来に向けて頑張っています。
私も息子の成長を励みに、頑張れました。
今年4度目のお正月は、息子と2人でお父さんの思い出の話をたくさん話すことができました。
お父さんの「死」を無駄にしたくないので、私たちは、これからも頑張っていきます。
お父さん、私達を天国から見ていてね
歳月が経つにつれて、現実の厳しさを知りました。でも、私達は頑張れます。
私達の心の中には、いつも笑顔の優しいお父さんが「頑張れ!」と言ってくれています。