弟の信次さんより
今でも、津波が来る前に早く避難していれば、まだまだ身体が不自由でも、生きていたと思います。
だから、つい姉妹で一泊旅行に行ったことや、色々なことを思い出します。
早いもので、今年で東日本大震災から3年を迎えるので、私も高齢者であり、健康なうちに、兄の3回忌と墓石を立てることにしました。
3月11日の命日までには、完成するようにしてありますので、3回忌には、姉妹一同が集まって供養することになりました。
これで、私の心の一区切りとしたいと思っています。
弟の信次さんからのメッセージ
兄は稲の種まきの時期になると、いつ種まきするのか、聞きに来ました。
田植えの時期になると、朝早く田に来て、田植えが終わるまで、手足が不自由ながら、手伝ってくれました。
稲刈りの時期になると、また稲刈りは何日ごろになるのか、聞きに来ました。
12月28日は、いつも正月の餅をつくので、朝早く来て手伝ってくれました。
老人会で旅行に行くと必ずおみやげを持ってきてくれました。
平成11年以降、毎年、きょうだいそろって一泊旅行に行って、カラオケ、写真と、みんなに楽しみを与えてくれました。
もう元気な顔を見ることが出来ません。
いろんな時期になると思い出します。
3月11日の津波がなければ、まだまだ元気でいたと思います。